━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ● ● ● OPENOFFICE.ORG 日本語プロジェクト ニュースレター ● ● ●

        ------ 第1巻 - 第3号 - 2009年6月 --------

        http://ja.openoffice.org
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┌────────────────────────────────────────────────────────────
│ ▼ 目次 ▼
│
│  ● 1. OpenOffice.org 3.1.1 リリース情報
│
│  ● 2. OpenSource World 2009 .org パビリオンに参加します
│
│  ● 3. OOoに変換しちゃおう!プロジェクト(北海道、札幌市から)
│
│  ● 4. "Ideographic Variation Sequences"
│
│  ● 5. OpenOffice.org 日本語コミュニティーフォーラム1周年
│
└────────────────────────────────────────────────────────────

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  1. OpenOffice.org 3.1.1 リリース情報
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

▼6月30日現在、OpenOffice.org 3.1.1 のリリースは8月27日を予定しています。
http://wiki.services.openoffice.org/wiki/OOoRelease311
▼OpenOffice.orgをリリースするには、リリース候補が品質保証に合格しなければなりません。
OpenOffice.org日本語版のリリースについては、日本語プロジェクトがリリース候補の
日本語版の品質保証を行いリリース許可を出します。これを「リリース品質保証」と呼びます。
http://wiki.services.openoffice.org/wiki/JA/QA/Release/3.1.1

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  2. OpenSource World 2009 .org パビリオンに参加します
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
▼ OpenOffice.org 日本語プロジェクトは、7月1日(水)-7月2日(木)に東京国際
フォーラムで開催されるOpenSourceWorld 2009(オープンソースワールド2009)の
.orgパビリオン(ドットオルグパビリオン)に参加します。
▼ 7月1日(水)11:30-11:55のセミナーではOpenOffice.org日本語プロジェクトの
「品質保証、翻訳、マーケティング、ODF推進活動」を紹介します。
▼
http://ja.openoffice.org/servlets/ReadMsg?list=announce&msgNo=335


■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  3. OOoに変換しちゃおう!プロジェクト (北海道、札幌市から)
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

▼以下、北海道、札幌市、サンビットシステムの ささき のぶゆき さんからいただきました。

■ 「OOoに変換しちゃおう!プロジェクト」(http://www.nextday.jp/project-ooo/)
は、札幌市清田区で活動中のパソコンサークル「エンジョイパソコン」のメンバが、パソコンスキル
の向上と、フリーソフトに対する理解を目的として、2008年7月より、札幌市がインターネット上に
公開している申請書・届出書ダウンロードサービスにある様式をMicrosoft Office形式から
OpenOffice.org形式に変換し、まとめる作業をしています。 2008年11月からは、NPO法人
NEXTDAYが運営しているパソコン講座受講者が加わり更新を続けています。■

□ この活動はどのようなものか、活動を中心的に支えているNPO法人NEXTDAYの石田睦美さんに
お話を伺いました。□

○話し手:NPO法人NEXTDAY 石田睦美 (http://www.nextday.jp/)
●聞き手:有限会社サンビットシステム ささきのぶゆき (http://www.3bit.co.jp/)

●ささき:まず、プロジェクトがどんなものかを簡単に教えてください。

○石田:札幌市のダウンロードサイトにある申請書・届出書のファイルはMS Officeフォーマットや
PDFフォーマットで作られているのですが、これらをどんどんOpenOffice.orgのフォーマットに
変換しちゃおう!というものです。MS Officeは、高価ですし、PDF文書で提供されたものは
電子的には入力ができないので手書きになりますよね。
そういう部分をちょっとでも便利にできればと思いました。

プロジェクトの開始からは30人程が関わり、現在は10人前後が中心となって精力的に作業を進めています。

●ささき:どうして、このようなことを始められたのですか?

○石田:パソコンの市民講座を受講された方たちが、その時は面白いと思って毎日パソコンの電源を
入れるのですが、電源を入れてみると「なにをしていいのか分からない」という声が多かったのです。
「じゃ、目標になるものがあるといいね」ということに加えて、市民が実際に使う文書の形式だと身近
でわかりやすいと思ったので、市が公開している文書を題材にすることを考えました。もしかしたら、
誰かが使ってくれるのかもしれませんし、本当に使ってくれたら市民としては楽しいと思います。

●ささき:メンバのみなさんは、Microsoft Wordなどについて詳しい人ですか?

○石田:プロジェクトのメンバはパソコン市民講座の受講生ですからWordやExcelに特に詳しいわけではありません。

でも、普段文章を書くとしたらWordでしょうね。

●ささき:メンバの間で、その作業に対して問題になっていることは?

○石田:やはりMS Office とOpenoffice.org との相違についてはよく話題になっています。

MS Office でできてOpenOffice.org ではできないこと。またはその反対の事例をメンバ同士
で情報交換をしています。

それぞれのアプリケーションで学んだ使い方を、実際に手を動かすことでいろいろ探ってみているようです。
そうすると習った方法でやらなくてはいけない、ではなく、これでもいいのかと、いろんな答えを見つけること
になります。結果としてパソコンを活用する、という応用力が、より養なわれているかもしれません。

●ささき:OOoの使い勝手についてどんな意見が多いですか?

○石田:このプロジェクトはMS Officeで作られたファイルと印刷レベルでぴったり同じようになることが
目標ですから表の線種などもできるだけ揃えたいのですが、なかなか難しいことが多いですね。
でも、ある形に合わせることを目標にするのが難しいということで、一般的な文書の作成には、いままで
使っていたMS Officeとできることに変わりがない、という意見が多いです。
きっと変換する方向が逆でも同じ意見が出ると思います。

●ささき:OOoについてこんなのがあったら、ということはありますか?

○石田:PDFでしか配布されないものを編集しようとすると、Drawが開いてしまいます。WriterやCalcで開けるといいですね。

●ささき:メンバのみなさんの、一番のモチベーションは何だと思いますか?

○石田:まずは自分が楽しいとおもえることでしょうね。MS Officeフォーマットで設定されている書式に
合うやり方をOOoでみつけたときや、印字したときにMS Officeフォーマットの文書とピッタリ合ったとき、
そんなときにはすごく満足される方が多いようです。きっとご自身のスキルアップを感じられているのでは
ないでしょうか。さらに、メンバ同士のコミュニケーションでしょうね。自分がやってみてできたこと、知った
ことを仲間と共有することによって生まれるコミュニケーションを楽しんでられるように思います。

●ささき:石田さんご自身は、どういうところが楽しいですか?

○石田:ちょっと違った言い方かもしれませんが「地域からの発信」ですね。市民レベルでもなにかを変えら
れることができる。もしくはそのきっかけを作ることができるのでは?という想いを実践できていることが
大きいです。また、限られたユーザから多くのユーザへの橋渡しということでしょうか。コアなユーザが
使っているだけでは広がりは知れています。

一般のユーザが使ってこそみんなが使えるツールになると考えますので、そこへのブリッジ的役割ができたら嬉しいですね。

●ささき:行政側とはなにかお話をしましたか?

○石田:ええ、しました。

●ささき:どのようなお話をしたのですか?

○石田:変換作業をしている中で、申請書の記載事項に関して疑問な点がありましたので、
文書担当部署に問い合わせをしたのですが、その時にこのプロジェクトについて説明を
させて頂きました。連絡したのは文書担当の方のところでしたが、私たちのプロジェクトサイトを見て、

・公開しているサイトが札幌市の公式サイトではないことを明記する

・札幌市の様式と必ずしも同期していない場合があることを明記する

ということなら問題がないだろう、との意見を頂きました。でも、きっと印字して出したら、
担当の方も気付かない精度でできてると思うのですけどね(笑

●ささき:今後はこのプロジェクトをどうしたいと思っていますか?

○石田:今は札幌市清田区、というごく一部の地域で、そこに関係するメンバで活動していますが、
市内の特定地域でやることでもないので、市内の他の地域の方もメンバーとして一緒にやっていけたら嬉しいですね。

また、他の市町村や、都道府県でも同じように取り組めるとも思うんです。
そうなったらいいと思いますし、そうすることで少しでもOOoや、その他のフリーソフト、いや、
オープンソースソフトって言ったほうがよさそうですね、そういうものへの関心が高まっていくといいですね。

■ 2009年6月現在で、すでに300近い文書がOOoに変換されています。
札幌市が公開している文書は1600以上ありますが、約1年で20%近い
数の文書を変換したことになります。ですが、変換することよりも、メンバ
がパソコンをどんどん使えるようになることと、OOoを通して地域からなに
か発信できることが楽しい、とおっしゃる石田さん。今後も長くこのプロジェ
クトを続けて欲しいと思います。こうした活動は、オープンソースソフトウエア
ができる、なにか新しい形なのかもしれません。変換できる文書がなくなる
ころには、何が待っているのでしょうか。■

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
4. "Ideographic Variation Sequences"
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
▼ Ideographic Variation Sequences (IVS) は、異体字シーケンスです。
▼ 2009年4月に公開されたIPAフォントの改訂版(Ver.003.01)はIVSをサポートしています。
 http://ossipedia.ipa.go.jp/ipafont/releasenote.html
▼ Unicode はIVSをデータベースに登録する作業をすすめています。
 http://www.unicode.org/reports/tr37/
▼ AdobeではAcrobat 9.0のPDF FormとFlash Player 10がIVSをサポートしています。
 http://blogs.adobe.com/CCJKType/2008/10/what_is_special_about_the_pr6n_1.html
▼ OpenOffice.org でも IVS サポートの作業が開始されました。
 http://www.openoffice.org/issues/show_bug.cgi?id=103123

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
5. OpenOffice.org 日本語コミュニティーフォーラム1周年
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
▼ 6月12日、OpenOffice.org 日本語コミュニティーフォーラムは1周年を迎えました。
▼ 6月12日現在、投稿記事数は1083、トピック数は312、登録ユーザー数578 でした。
▼ 6月30日現在、投稿記事数は1154、トピック数は336、登録ユーザー数606 になりました。
http://ja.openoffice.org/servlets/ReadMsg?list=announce&msgNo=334


●○●●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●●○●
■ OpenOffice.org 日本語プロジェクトに参加しよう。
 ▼参加方法: http://ja.openoffice.org/howtoparticipate.html

■ 日本語プロジェクトには現在3つのサブプロジェクトがあります。
 ▼http://ja.openoffice.org/qa/, 品質保証プロジェクト
 ▼http://ja.openoffice.org/translation/, 翻訳プロジェクト
 ▼http://ja.openoffice.org/marketing/, マーケティングプロジェクト

■ OpenOffice.org 日本語フォーラムは、ユーザーどうしの情報交換および助けあいの場です。
 ▼http://user.services.openoffice.org/ja/forum/index.php

■ OpenOffice.org を売ってもいいの?
 ▼http://wiki.services.openoffice.org/wiki/JA/Marketing/Selling_OpenOffice.org

■ 購読を止める方法
 ▼[email protected] に空メールを送ってください。

■ 日本語プロジェクトニュースレターのアーカイブ
 ▼OpenOffice.org 日本語プロジェクトニュースレターのアーカイブは次の場所に置かれます。
 http://ja.openoffice.org/servlets/SummarizeList?listName=announce

■ 日本語プロジェクトニュースレターに関するお問い合わせ
 ▼OpenOffice.org 日本語プロジェクトマーケティングプロジェクトのコーディネータまでお問い合わせください。
 Kazunari Hirano, [email protected]
 マーケティングプロジェクトコーディネータ 平野一成
 OpenOffice.org 日本語プロジェクト
 http://ja.openoffice.org
●○●●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●●○●

---------------------------------------------------------------------
To unsubscribe, e-mail: [email protected]
For additional commands, e-mail: [email protected]

メールによる返信