野中です。

On 2016/04/19 0:50, 丸山直昌 wrote:
> 統計数理研究所の丸山です。
> 
> 発端となった問題は既に解決したと思いますが、Subjectを変えて GPT と EFIの
> 関係について考えてみたいと思います。私が気になったのは野中さんの
> 
>> GPTスキームは元々(U)EFI規格の一部として作成されたのですが、現状では
>> Legasy BIOSとGPTの組合せも(の方が?)多用されており、
> 
> という部分です。そのあたりの歴史は知らないので、まずは何か参照できる文献
> があればご教示願いたいと思います。

Wikipediaの
https://ja.wikipedia.org/wiki/Unified_Extensible_Firmware_Interface
がよく纏まってます。

UEFIの規格書自体は
http://www.uefi.org/sites/default/files/resources/UEFI%20Spec%202_6.pdf
で入手可能です。

> それはともかく、GPT を少し知って、 UEFI のことは殆ど知らない私から見ると、
> 歴史はどうであれ、GPTはこれまで広く普及していた「(Microsoft slice)+(BSD
> label)」の方式(今ではMBRスキームを呼ぶようになったが)がはらんでいた問題
> を解決しており、例え UEFI規格が無くても、UEFIモードがなくBIOS boot しか
> できないマシンであっても、MBRは捨ててGPTに移行すべき、と思えるのです。で
> すから、
> 
>> 現状ではLegasy BIOSとGPTの組合せも(の方が?)多用されており、
> 
> は起るべくして起っている現象であって、そこに敢えて UEFI boot モードの話
> を持ち出す必要もないし、また GPTの規格はLegacy BIOS, UEFIの起動モードと
> は独立の規格であるべきだと思うのです。
> 
> 皆様のご意見を伺いたい。

規格上はUEFIブートもUEFIの仕様の一つであり、Legacy BIOSで起動することを
否定してるわけではないです。

私の書き方があいまいだったのですが、Legacy BIOS+GPTは規格違反で、直ちに
廃止すべきとは考えていませんし、そう書いてもいないつもりです。
ただ、個人的にはUEFIブートに移行すべきだと考えているので、その結果前回の
ような表現となりました。誤解させたようで申し訳ありません。

別の記事で丸山様も書かれていますが、Legacy BIOS+GPT環境で「一つのHD上に
複数のOS(Windows,Linux,FreeBSD等)の異なるバージョンをインストールし、
ブート時にメニュー形式でブートOSを選択して起動する」ことはGrub2で既に
実現可能です。もちろんGrub2のインストールや設定が容易だとは思っていま
せんが、個人的には十分役に立ってます。

野中

> なお、一応「(Microsoft slice)+(BSDlabel)の方式がはらんでいた問題」の中で
> 特に重大なものをここに書いておくと、
> 
> 1. Microsoft slice のアドレス指定は 32ビットであって、2TBを越えるストレー
>    ジでは、アドレス指定が不可能になる。(/usr/include/sys/diskmbr.h 或いは
>    /usr/src/sys/boot/i386/boot0/boot0.S 参照)
> 
> 2. stage 1 boot code の大きさが 15 sector(7680バイト)に制限されていて、
>    自由が効かない。
> 
> 3. (2と実質同じ意味だが)boot manager を特定のOSパーティションの中に埋め
>    込まざるを得ず、その OSパーティションを削除すると、他のOSパーティショ
>    ンまで起動困難になる。
> 
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> 丸山直昌@統計数理研究所
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