jfbterm for FreeBSD version 0.6.0 をリリースしました。

http://www.ac.auone-net.jp/~baba/jfbterm/

今回は使いやすさを重視して書き直しました。


■ 主な修正点

・ESC [ 6 n で間違ったカーソル位置を報告する問題を修正しました。

・パケットモードに変更したマスター擬似端末から読み込んだ制御バイトを
 無視していなかった問題を修正しました。

・ビットマップファイルの読み込み処理にエンディアンに依存していた箇所が
 あったのを修正しました。

・コマンドライン オプション -r および、--reset の動作が仕様に
 沿っていなかった点を修正しました。


■ 以前のバージョンからの機能拡張と変更

・configure スクリプトから --enable-scrollback オプションを削除しました。

・configure スクリプトに --enable-vga16fb オプションを追加しました。

 ※ Linux/FreeBSD のとき有効です。

・VGA フレームバッファ (4bpp) による表示をサポートしました。(FreeBSD)

 次の解像度で使用できることを確認してあります。

 - 320x200x4
 - 640x200x4
 - 640x350x4
 - 640x480x4
 - 800x600x4

 これにより、i810/i810E/i815/i815E のような、リニアフレームバッファを
 使用できないグラフィック コントローラーでも表示できるようになります。

・設定ファイルのキー「scrollback.history」を「history」に変更しました。

 ※ 以前の設定ファイルを使用し続ける場合は注意してください。

・環境変数 $SHELL が定義されていないとき、/bin/sh ではなくログインシェルを
 実行するように変更しました。

・対応するエンコード情報が見つからない文字のとき、PCF フォントで定義された
 デフォルトのグリフを表示するように変更しました。

・ESC [ ? 5 h と ESC [ ? 5 l による反転表示の有効化・無効化をサポートしました。

・VT100 のアプリケーションカーソルモードをサポートしました。

・東アジアの文字幅をサポートしました。

 UNICODE 5.1.0 の EastAsianWidth に従って、曖昧な文字幅とされている文字を
 全角・半角に拡大・縮小することが可能になりました。GNU Unifont に対して
 有効です。これにより文字の幅が一致せずに表示が崩れることが少なくなります。

 ※ コマンドライン オプション -a=value および、--ambiguous=value が
    追加されています。

・ホイール付きのマウスをサポートしました。

 次のマウスプロトコルでホイールが使用できます。

 - SysMouse (FreeBSD)
 - WSMouse (NetBSD/OpenBSD)
 - IMPS2 (IntelliMouse PS2)
 - EXPS2 (IntelliMouse Explorer PS2)

 ※ FreeBSD で以前の設定ファイルを使用し続ける場合は、mouse.type を
    MouseSystems から SysMouse に変更してください。

・下線の表示をサポートしました。

 今まで下線の属性を持った文字を反転表示していましたが、文字に下線を
 つけることが可能になりました。

・履歴のコピーペーストを行えるようにしました。

・マウストラッキングをサポートしました。

 次の種類のマウストラッキングを使用できます。

 - X10 Mouse Compatibility
 - Normal Mouse Tracking
 - Mouse Any-Event Tracking
 - Mouse Button-Event Tracking

 ※ Linux 以外は修飾キーを使用できません。これは FreeBSD,NetBSD,OpenBSD に
   TIOCLINUX, subcode=6 のような、修飾キーが押されているかの状態を簡単に
   取得する方法が無いためです。

 VIM はマウストラッキングをサポートしています。
 次の設定を参考にしてください。
 マウスを使用した VIM の操作が可能になります。

  ~/.vimrc
  ----
  set mouse=a
  set ttymouse=xterm
  ----

 Emacs はマウストラッキングをサポートしています。
 次の設定を参考にしてください。
 マウスを使用した Emacs の操作が可能になります。

  ~/.emacs
  ----
  (require 'mouse)
  (xterm-mouse-mode t)

  (defun up-slightly () (interactive) (scroll-up 5))
  (defun down-slightly () (interactive) (scroll-down 5))
  (global-set-key [mouse-4] 'down-slightly)
  (global-set-key [mouse-5] 'up-slightly)
  (defun up-one () (interactive) (scroll-up 1))
  (defun down-one () (interactive) (scroll-down 1))
  (global-set-key [S-mouse-4] 'down-one)
  (global-set-key [S-mouse-5] 'up-one)
  (defun up-a-lot () (interactive) (scroll-up))
  (defun down-a-lot () (interactive) (scroll-down))
  (global-set-key [C-mouse-4] 'down-a-lot)
  (global-set-key [C-mouse-5] 'up-a-lot)
  ----

 そのほかのアプリケーションについては、マニュアルを参考にしてください。

-- 
Yusuke.Baba <[email protected]>

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