Author: matakagi
Date: Wed Sep 26 16:11:08 2007
New Revision: 1221

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- translated "Case study".


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@@ -2418,8 +2418,12 @@
 </sect2>
 
 <sect2 id="difficult-people-case-study">
+<!--
 <title>Case study</title>
+-->
+<title>実例</title>
 
+<!--
 <para>I remember only one situation, in more than 10 years of working
 in free software, where things got so bad that we actually had to ask
 someone to stop posting altogether.  As is so often the case, he was
@@ -2429,7 +2433,23 @@
 different topics, that it was getting to be a noise problem for the
 community.  We'd already tried asking him nicely to do a little more
 research for answers before posting, but that had no effect.</para>
+-->
+<para>
+  私がフリーソフトウェアにかかわりだしてから 10 年以上たちますが、
+  私が覚えている限り、これまでにこのようなことが起こったのは一度だけです。
+  そのときは、実際に投稿をやめてもらうよう働きかけるはめになりました。
+  このような場合によくありがちなことですが、
+  実際のところ彼はまったく悪気はなく、良かれと思ってやっていただけでした。
+  彼は単に、投稿すべきときと控えるべきときの区別ができなかったのです。
+  私たちのメーリングリストは一般に公開されており、
+  彼は非常に頻繁にそこに投稿していました。
+  さまざまな内容について質問を繰り返すこともあり、
+  コミュニティの間で徐々に目障りに感じられるようになってきました。
+  質問を投稿する前に少しは自分で調べるようにやさしくお願いしてはみたのですが、
+  彼には何の効果もありませんでした。
+</para>
 
+<!--
 <para>The strategy that finally worked is a perfect example of how to
 build a strong case on neutral, quantitative data.  One of our
 developers did some digging in the archives, and then sent the
@@ -2438,7 +2458,18 @@
 little history with the project, and had contributed no code or
 documentation.  Yet he was the third most active poster on the mailing
 lists:</para>
+-->
+<para>
+  最終的に有効だったのは、完全に中立で定量的なデータを示すことでした。
+  開発者のひとりがアーカイブを調べ、
+  以下のようなメッセージを何人かの開発者に個別に送ったのです。
+  問題の人 (以下の一覧における 3 番目の人。ここでは仮に "J. Random" とします)
+  がプロジェクトにかかわり始めてから日がまだ浅いこと、
+  そしてコードやドキュメントに一切貢献していないこと。
+  なのにメーリングリストの投稿ランキングでは 3 番目になっていることがわかります。
+</para>
 
+<!--
 <screen>
 From: "Brian W. Fitzpatrick" &lt;[EMAIL PROTECTED]&gt;
 To: [... recipient list omitted for anonymity ...]
@@ -2475,7 +2506,43 @@
 -Fitz, attempting to wade through three days of svn mail that he let
  pile up
 </screen>
+-->
+<screen>
+From: "Brian W. Fitzpatrick" &lt;[EMAIL PROTECTED]&gt;
+To: [... 匿名性を確保するため、送信先は省略します ...]
+Subject: The Subversion Energy Sink
+Date: Wed, 12 Nov 2003 23:37:47 -0600
 
+過去25日間の svn [dev|users] リストの投稿数トップ6は以下のとおりです。
+
+    294  [EMAIL PROTECTED]
+    236  "C. Michael Pilato" &lt;[EMAIL PROTECTED]&gt;
+    220  "J. Random" &lt;[EMAIL PROTECTED]&gt;
+    176  Branko &Ccaron;ibej &lt;[EMAIL PROTECTED]&gt;
+    130  Philip Martin &lt;[EMAIL PROTECTED]&gt;
+    126  Ben Collins-Sussman &lt;[EMAIL PROTECTED]&gt;
+
+この中の5人は、近々発表予定の Subversion 1.0 に貢献してくれている人たち
+です。
+
+また、この中の1人は、他の5人の足を引っ張って時間と気力を浪費させているだ
+けの人です。彼のおかげでメーリングリストが停滞するだけでなく、無意識のう
+ちにSubversionの開発自体も速度が低下してしまっています。詳細な解析をした
+わけではありません。ただ、Subversionメーリングリストのスプールをざっと
+grepしてみたところ、この人物がメールを投稿するたびに、他の5人の中の少な
+くとも2人が返信をするはめになってしまっているようです。
+
+そろそろ何らかの行動を起こすべきときじゃないでしょうか? たとえそれで当
+該人物がここから去ってしまうことになってもやむを得ません。控えめにやさし
+く説得するだけでは何の効果もないことはすでに証明されています。
+
[EMAIL PROTECTED] はバージョン管理システムの開発を手助けするためのメーリン
+グリストであり、グループセラピーを行う場所ではありません。
+
+- 3日もの間、大量のメールと格闘し続けた Fitz より
+</screen>
+
+<!--
 <para>Though it might not seem so at first, J. Random's behavior was a
 classic case of abusing project procedures.  He wasn't doing something
 obvious like trying to filibuster a vote, but he was taking advantage
@@ -2486,7 +2553,23 @@
 There was no rule one could point to and say the fellow was violating
 it, yet everyone knew that his frequent posting was getting to be a
 serious problem.</para>
+-->
+<para>
+  最初のうちは気づかなかったのですが、J. Random (仮名)
+  の振る舞いはプロジェクトの進行を妨げる典型的なものでした。
+  彼は、議事の進行を妨害しようとするなどの具体的な行動をとったわけではありません。
+  ただ「各メンバーに節度を持った対応を期待する」という
+  メーリングリストの方針をうまく利用していたということです。
+  私たちは「どんなネタをどんなときに投稿すべきか」といった判断は
+  完全に各個人に任せていたのです。
+  したがって、誰かが不適切な投稿をしたり
+  それを改善するそぶりを見せなかったりしても、
+  私たちはどうすることもできなかったのです。
+  彼が頻繁に投稿を繰り返すことを他のメンバーはみんな気にしていたのですが、
+  「それは○○という規則に違反している」と指摘する根拠はなかったのです。
+</para>
 
+<!--
 <para>Fitz's strategy was, in retrospect, masterful.  He gathered
 damning quantitative evidence, but then distributed it discreetly,
 sending it first to a few people whose support would be key in any
@@ -2504,6 +2587,28 @@
 <xref linkend="technical-infrastructure"/></phrase>).  But the
 reason we were able to have that option in reserve was that Fitz had
 gathered the necessary support from key people first.</para>
+-->
+<para>
+  当時の Fitz のやり方は、巧妙なものでした。
+  彼はまず定量的な証拠を集めました。そして、それを慎重に広めたのです。
+  まずは、仲間になってくれると心強いと思われるごく一部の人たちにだけ
+  それを伝えるようにしました。
+  何らかの対応が必要だと合意した彼らは、J. Random
+  に電話をかけて問題点を直接指摘し、投稿を控えてくれるよう頼みました。
+  彼は、なぜそんなことを言われなければならないのかをわかっていないようでした。
+  まあ、もしわかってくれるだけの人であれば、
+  最初からこんな問題は起こらなかったでしょうけどね。
+  結局、彼は投稿をやめることに同意してくれました。
+  そしてメーリングリストは通常どおりに戻ったのです。
+  最終的にこの作戦がうまくいった理由のひとつは
+  「彼の投稿をスパム対策用のソフトウェア
+  (<phrase output="printed"><xref 
linkend="technical-infrastructure"/></phrase> の
+  <xref linkend="spam-prevention"/> をごらんください)
+  で拒否することもできるんだよ」
+  という圧力を遠まわしに与えたことにもありました。
+  しかし、このような圧力を与えることができたのも、
+  Fitz が最初に主要人物に根回しをしておいたからこそです。
+</para>
 
 </sect2>
 

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