小金丸です。 3 日ほど、(世間で言われている間違った言いかたでない) ハッキングして 9.0-RELEASE (現在は、まだ、9.0-RC3) のインストーラの日本語化を行ってみました。 2 日でほぼできあがったと思ったのですが、kon の修正に 1 日かかってしまいました。
kon には、-e オプションが既にあって、コマンドを起動できたのですが、引数を 指定することができませんでした。また、インストーラの環境であるシングルユーザ モードで動きませんでした。インストーラは、問い合わせの判断を終了コードで 行っているのですが、kon は、その終了コードを反映していませんでした。 kon package の修正 (パッチ) については、別のメールで報告します。 最初は、既存のメモリスティックや CD イメージに修正部分のバイナリを 追加して済ませようかと思ったのですが、メモリスティックなどは、 makefs コマンドで作成されているので、ファイルシステムに空がありません。 (それによって、ファイル容量が少ないので、コピーが速くなります。) それで、ソースファイルを修正して、自分で作成してもらう方法となりました。 次の tar ファイルを /usr/src で展開して、make buildworld ; make buildkernel を行ってから cd /usr/src/release make release TARGET_ARCH=i386 TARGET=i386 を行ってください。 /usr/obj/usr/src/release に メモリスティックイメージファイル memstick と CD イメージファイル release.iso が作成されます。 http://home.jp.freebsd.org/%7Ekogane/BSDINSTALL/9.0/Jp.bsdinstall.20111219.tgz make release は、昔と違って現在の普通の PC では、30 分ほどで終ります。 make buildworld は、約 3 時間ほどかかります。 make buildkernel は、30 分ほどかかります。 当然、9.0-RELEASE の環境で行うのですが、9.0-RELEASE の環境がない人は、 オリジナルのインストーラで 9.0-RELEASE 環境を構築するか、 8.2-RELEASE から cvsup 等でソースを取得し make buildworld ; make installworld make buildkernel ; make installkernel を行ってください。 媒体ができれは、それで 9.0-RELEASE をインストールできるようになります。 現在、インストーラが起動することだけ、確認しましたが。実際のインストールは まだ、行っていません。 まだ、改良する点については、罫線が表示できません。+ - 文字で表示しています。 画面が白黒にしかなりません。以前の sysinstall や、オリジナル版は、 色がついています。まだ、日本語化されていない画面があります。tzsetup が日本語化 されていません。 問題点、不具合があれば、お知らせください。 -- 小金丸コンピュータエンジニアリングサービス (福岡県大野城市) 小金丸 信幸 (Nobuyuki Koganemaru) E-Mail: n-kog...@syd.odn.ne.jp E-Mail: kog...@jp.freebsd.org E-Mail: kog...@koganemaru.co.jp URL: http://www.koganemaru.co.jp