ついでに、始めてのかた向けに、rdic の辞書を現行の書籍版「英辞郎 第
四版」から作成する法も書いておきます。

1) Windows マシンを見付けて,書籍添付 CD からインストールをする。

2) 検索プログラムを起動して、「FILE」--「辞書設定 (詳細)」から辞書
 の一覧を表示させ、Eijiro112.dic を選択し,右クリックのポップアップ
 から「辞書の変換」を選ぶ。変換先テキストファイル名 (後記の例なら
 Eijiro112.txt) を指定し,変換先ファイル形式を「PDIC1行テキスト形式」
 に設定して「OK」を押下す。これを,他の辞書についても繰り返して
 Eijiro112.txt, Waeijiro112.txt, Ryaku112.txt, Reiji112.txt xという
 4 つの PDIC テキスト形式辞書を作成する。

3) 4 つのファイルを FreeBSD に転送し、FreeBSD 上の下記の sh script
で EUC コード辞書に変換する

for i in Eijiro112 Reiji112 Ryaku112 Waeiji112
do
  nkf -W16 -e -d $i.txt | sed -e 's/ \/\/\/ / : /' >$i.euc
done

4) Eijiro112.euc, Waeijiro112.euc, Ryaku112.euc, Reiji112.euc
 を辞書に指定して rdic を起動する。(rdic の default で使うなら
 sed, awk などで先頭に「■」を追加しても良いと思いますが、ディ
 スクスペースは無駄になります)


インタネットでテキストファイル版を購入すればコード変換だけで使える
と思いますが、やったことがありません。専門分野の訳語の適切性はとも
かくとして、思いがけないものも入っている点で、悪くない辞書だと思い
ます。mmap の利用で速いし、X11 の selection 利用で検索の手間が省け
ます。

平林 浩一

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