こんにちは。 portupgrade を永らく使っていたのですが、最近 portupgrade が 更新に費やす時間もだいぶ長くなってきました。あちこちで不満の声も 聞きますし、自身のハードも遅いので長い待ち時間をどうにかならない ものかと思っていました。
そこで、この度 ports の更新ツールを開発しています。 開発コードとして当てた GNU ports を略して付けた、gports の公開を 始めました。(もしかしたら、後で変わるかも知れません。) gports での更新と、portupgrade による pkgdb の管理を想定して 開発しています。 gports 第一段 http://uyota.asablo.jp/blog/2007/07/10/1641717 にて、簡単なダウンロードの仕方と使い始めの説明があります。 このバージョンは既に古いので落とさないで下さい。 gports 第四段 http://uyota.asablo.jp/blog/2007/07/15/1655197 にて、手元でテストも重ね、随分と動作も安定してきたと思います。 現在のところ、これが最新版です。 gports 第五段 http://uyota.asablo.jp/blog/2007/07/16/1658017 gports 第四段 と共に、基本的な動作の説明を載せています。 動作の保証等はありませんが、興味があれば是非試してみて下さい。 MOVED の ports は正しく動作しない可能性が大きいです。 それ以外は、一通り実験しました。 gports のディレクトリに更新を試みた ports の package は 残しますが、心配ならシステムのバックアップを取って下さい。 gports は gmake と gawk に依存しています。そして、INDEX ファイルが正しく更新されているのを仮定しています。手元の ports と INDEX に不整合がある場合は、正しく動作をしません。 また、-n オプションを使うことで、実行されるコマンドを調べることが 出来ます。まず、これから始めるのをお勧めします。 なお、およそ 800 の ports が入っている手元では、キャッシュの無い 最初の gmake -n all が約二十秒。キャッシュの効いた状態で、 約十秒で終わります。 動作報告、バグ報告、また他にも、役に立った応用的な使い方なども お願いします。 太田