阿部です。

On Sun, Sep 16, 2007 at 11:15:47PM +1000, masaya nakamura wrote
> 
> IPパケットフィルターで余分なアクセスを拒否しようと思って少し調べたところ
> ipfwという方法とpfという方法があることが分かりました。

FreeBSD では ipf というのも使えます。


> どちらの方法を使用したらいいのか、あるいは大した違いは無いのか。
> カーネルの再構築は必要なのかどうなのか。

私が使っているのは、ipfw と pf だけなので ipf についてはふれません。

最初に、カーネルの再構築については不要です。

root で、

  # kldlod ipfw

か

  # kldload pf

とすると即座にフィルタリングができます。

ただし、ipfw の場合は、デフォルトがすべて拒否なので
リモートから作業している場合は注意が必要です。

pf の場合は、デフォルトは許可のようですが、

  # pfctl -e

としないと pf の機能自体が有効にならないです。


ipfw と pf の大きな違いは、ipfw は MAC アドレスのフィルタリングもできる、
ということですかね。あとは、ルールを記述する文法の好みではないでしょうか。

pf の方がプログラムから system(3) を経由して呼び出して利用するには、便利です。
ipfw の場合は、C 言語から直接利用する場合に、pf よりは使いやすいです。

スクリプトから呼び出して迷惑メールや ssh へのアクセスを
動的にルール追加する場合は、pf の方が使いやすいです。

附属のオンラインマニュアルを読んで、
使いやすい方を選べば良いのではないでしょうか。

ではでは。
-- 
阿部康一/Kouichi ABE (WALL)
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