太田@自己フォロー

# 某所で識者の方に指摘をいただいたので、追補

On 2008/04/17, at 17:17, 太田 敏文 wrote:

> 太田@アリス です
>
> On 2008/04/17, at 16:52, Takahiro Kambe wrote:
>
>>> n-kogane> もったいないので、私が譲り受けようと考えているのですが、データ消去フログラ
>>> n-kogane> ムは、手もとにありません。
>> 引き続き使用を継続する場合も、そこまで行う必要があるのでしょうか?
>>
>> 1度全セクタ書き込みをしてしまえば、少なくともオペレーティング・システ
>> ムというか、IDEなりのインターフェイスからデータを読もうとしている限り
>> は消されたデータを読み出すのは難しそうの思えますが、如何でしょう?
>
> 技術的にそう主張することは可能ですが、コンプライアンス的
> には不充分ですね。
>
> センシティブなデータを再生することが技術的(OS 環境だけに
> 留まらない範囲)に不可能であることを担保しないといけない
> ので。
>
> # それで物理的に破壊して破棄しようとしているわけです
>
> 確か NSA 的には充分にエントロピーの大きなビットパタンを
> 組み合わせて7回上書きしろ… なんて言ってたはずです。

現在は、上書きという手段ではどのようにしてもリスクが残留する
ということで、物理的破壊もしくはケースを解体して消磁機による
プラッタの消去( HDD 筐体の外側から消磁できるものもありますが、
いまどきの HDD はプラッタの予約領域にファームが書き込まれて
いるので使用不能になります)ということになっていて、再利用は
不可となっているそうです。 TNKS > 佐藤広生さん

と、いうことで、コンプライアンスな話に戻しますと、自分自身
の情報であれば「情報主体の制御が効いているのだから問題なし」
と主張することはできますが、他人の情報の場合には、厳密には
それを担保できないことになってしまいます。

レンタル/リースなマシンの場合どうするの? という話題も流れ
ていましたが、

「そのようなマシンにはセンシティブなデータは入れるな!」

というような内規の整備と統制が必要ということですね。

> そういうデータを取り扱わなければならない組織

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