阿部です。

以前、

On Fri, Feb 15, 2008 at 11:21:01PM +0900, 康一 wrote
> 
> jailbreak[1] した iPod touch 用アプリケーションを
> FreeBSD 上で開発するための環境構築の方法です。
> 
> 実際には、Building - iphone-dev - Google Code [2] の方法で構築するのですが、
> FreeBSD native 環境上には構築できず、ports の linux_dist-gentoo-stage3 を
> インストールして Gentoo Linux 上に iPod touch のクロス開発環境を構築します。

と書きましたが、iPhone 2.0 Toolchain を Upgrading the iPhone Toolchain[1] の
手順にしたがって FreeBSD 6.3-RELEASE 上に構築できました。

  [1] http://www.saurik.com/id/4

[1] の手順は、firmware 1.1.4 ベースのようなので、
firmware 2.0.2 の iPhone filesystem を official iPhone SDK から取り出して
作業を行いました。より詳細な手順は、

  [2] http://www.mysticwall.com/iphone/sdk2_for_freebsd.html

に記してあります。

ちなみに、手元に MacOS X Leopard が無いと
iPhone SDK からファイルを取れないので、そもそも作業ができません。
それと、やはり今回も jailbreak は必要です。

でも、jailbreak すると公式の AppStore と非公式の Cydia を利用して
いろいろなアプリケーションをインストールできるので便利です。
# MxTube は移動時間を楽しむにはお薦めのアプリケーションです。


一応、コマンドラインベースの iPhone 2.0 用プログラムは動作確認済みです。
これで、FreeBSD native 環境で iPhone 2.0 用のアプリケーションが開発できます。

なお、MacOS X Leopard 上の Officail iPhone SDK で作成しても
iPhone Developer Program に登録しないと実機での動作確認はできません。

ではでは。

P.S.
実は、MacOS X Leopard でもダメで、Gentoo Linux on FreeBSD もダメで、
試しに FreeBSD 上で構築してみたらちょっとした修正で通ったのでした。
-- 
阿部康一/Kouichi ABE (WALL)
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