園田と申します。

先日Mac OS X Lionがリリースされてアップグレードしたとたんに、
netatalkサーバにTime Machineでバックアップとれなくなった
という人は私の他にもいるのではないかと思います。

FreeBSDのportsにあるnetatalkは2.1.5で、AFP3.3に対応していないからという
ことのようです。

http://hatx.blog.so-net.ne.jp/netatalk_status
ここを見ると、2.2-beta3以降にすればいいようなのですが、
あいにくとsourceforgeにおいてあるnetatalk-2.2-beta4は
そのままではFreeBSDでコンパイルできませんでした。

前置きが長くなりましたが、いろいろ試行錯誤した結果、
コンパイルできたので、netatalk-2.2-beta4のportsを作りました。
ports作ったのは久しぶりで、テストも十分できてない(少なくとも
デフォルトのオプション以外では試してません...)のですが、
せっかく、LionからTime Machineでバックアップできるようになったので、
もし同じ境遇の人がいれば使っていただければと思います。

このportsは以下のようにいろいろ制限があるうえ、先に書いたように十分テスト
できてないので、そこはown riskでおねがいします。
- netatalk-2.2はzeroconfに対応しているようなのですが、avahiのヘッダファ
イルを
うまく読み込んでくれずに有効になっていません。2.1.xの様にavahiの設定ファイル
(afd.serviceとかadisk.service)を自前で書けば大丈夫です。
- aclにも対応しているみたいですが、有効にするとどうしてもエラーになって
しまうので、
個人的にaclは使っていないこともあって無効にしてしまいました。
- これはportsの問題ではないですが、共有するディレクトリに古いバージョン
のnetatalkが作成した
.AppleDB ディレクトリとその中のファイルがあると、エラーになってしまうよ
うです。
いったん削除するとうまくいくようです。

portsのファイルは以下においてあります。
http://www.sokohiki.org/~yoshi/FreeBSD/netatalk-2.2-beta4.ports.tbz

---
園田 吉英
y...@na.rim.or.jp



メールによる返信