私は「クラフトマッパー」の役割は時代とともに変わっても、その重要性は変わらないと思っています。

OSMが始まったころ、クラフトマッパーの主な役割はGPS機器を手に真っ白な地図上に道を描いていくことだったと思います。(私はまだOSMに参加していない時期なので想像ですが)
ですが道路があるていど整備された現在ではその役割は変わり、POIの登録などに重点が置かれているように思います。

AIマッピングが進化したら、航空写真から道路や建物が自動トレースされ、ストリートビュー写真から道路幅や店舗名などが自動登録されていくでしょう。そうなったらクラフトマッパーは自然と次のステージに進み、POIの詳細データ登録などが進むのではないでしょうか。例えば、植生分布、店舗の販売品、屋内マイクロマッピングなどなど
典型的には、wheelmap.orgのような活動だと思います。

とは言え、現在AIマッピングが嫌われている(?)のは、ローカルコミュニティとの意思疎通に欠けがちであるからだと思います。
大規模インポートをおこなう際は、クラフトマッピングと整合性が取れるよう十分に事前調整しています。同じようにAIマッピング組織がローカルコミュニティと協力して進めていれば、AIマッピングに反発したり脅威に感じたりすることはなかったのではないかと。

自分が好きなものをマッピングするのが一番じゃないですかね。

muramoto
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