ikiyaです。

国土地理院のオープン化ですけど現時点では電子国土webが
代表として挙げられると思います。
私はあまり詳しくありませんが電子国土webは国土地理院のデータを
集約公開しているサイトです。
 基盤地図情報まで入るようになり開発ツールも整備されています。
高精度のデータが集約された電子国土web見てどう感じますか。
まず素で使われることは無いでしょう。

>100% 自分たちで作る地図であって欲しくて
はい。
国土地理院に開放して欲しいと持っているのは以前にも言った
記憶がありますが若い時代の空中写真です。
個人的には他のベクトルデータよりはるかに興味があります。

"Shun N. Watanabe" <sh...@ics.uci.edu> wrote: nazotoko の渡邊です。


2009/11/3 NAKAMURA Shimpei【GPS通販のログメイト】 :
> こんばんは、ご無沙汰してます。
> 中村伸平@ログメイトです。
>
>> ●国土地理院のデータを使えそうです。
>> 詳細ヨロシク>識者
>> ビール一缶飲んだので記憶が揮発しました。
>
> 私は識者ではありませんが、
> (個人として参加したという)国土地理院の鎌田氏のライトニングトークの
> ときに、一ユーザー視点で質問しました。
(中略)
> なぜこういう質問をしたかというと、
>
> 「実際にGPSを持って行って現地でログ取り」
>
> 「ログを投稿してダウンロードし直してデータエントリー」
>
> の両方をやらないと道路が描けないというのが、
> とても面倒だからです。

わかりますよ。私もそれは面倒だと思いますから。
でも、地図を描く企業はみんな似たようなことやってます。
それゆえに、当然そんな苦労した地図が著作権や商標で保護されていて当然だと思ってるし、それが悪いとも思っていない。
また同時に、著作権や契約法によって「誰でもコピーできる自由」を保護するためには、私たちも苦労してOSM作くらなきゃだめだねとも思ってます。
大多数の OSM 貢献者は、「自由」ために努力を惜しまない人たちですよ。
なかには、100% 自分たちで作る地図であって欲しくて、インポート反対を唱えている人もいます。

> 日本にはすでに全国を網羅した高品質な地図があるのに、
> わざわざそこを走り直して地図を作り直すというのが
> 個人的には非常に馬鹿馬鹿しく、
> モチベーションの著しい低下につながるからです。

「高品質」の価値観は正確には人それぞれですね。私も自転車乗りですが、例えば市販の地図には、サイクリング道がかかれているのはまれで、よく自分で書き加えていましたね。まえに
Could made の Hurricane さんが、OSM
は非常に価値がある理由として、サイクリング道がかかれている事をあげていました。自動車用地図は1 平方km あたり20
円くらいなのに対して、自転車用地図は1 平方km あたり100 円くらいするのです。

ついでに、「自由」の価値について。
今はどうか知りませんが、’3
 
年前に私が見てみた国土地理院の公開データは、ベクトルデータはデータが少なすぎたし、ラスタデータでまあ普通くらいでした。個人的にラスタデータから取り上げたベクトルデータを作っていたのですが、これを公開することが、「著作権」ゆえにできないと知りました。当時の国土地理院は、そのラスタデータは無料で利用
でき、許可制で公開はできたけど、派生作品は堅く禁じていたのです。そのとき、正確さより「自由」な地図の必要性を感じました。それからですね、私が携帯についているGPS
で ログやら写真やらを、著作権に縛られない地図のために撮るようになったのは。当時は、まだOSM をまったく知らなかった。

> (オレは、誤差数メートルのGPS測位精度の制限内で、
> 国土地理院や地図出版社の地図の劣化コピーを作ろうとしているに
> すぎないんじゃないか?と)

それは、あなたがOSM が既製の地図のコピーだと思っているし、
コピーを作ることが目的だと思ってるからでしょう。
OSMは、GPSログから作った完全なオリジナルか、
インポートされたものに付加的であるべきです。
http://www.openstreetmap.org/ の地図を見るかぎりは、
コピーに見えても仕方ないともいます。レンダリングルールを、
他の見慣れている地図に合わせると決めたので。
(詳しくは、先先月のこのメーリングリストのアーカイブを見るとわかると思います。)
でも、その地図に見えているのは、実際のデータにはレンダリングされていない、
最高速度とかレーン数とか、自転車進入不可とかあらわす情報が
いっぱいかかれているので、
自身でレンダリングするとまったく見かけが違うオリジナルな、
自分専用目的の地図ができたりするんですよ。
私は独自に自転車用地図と地図情報収集用をよく作ってます。

> データエントリーそのものを楽しめるような特異な(←と私は思います)
> 気質はまったくなく、それよりか、旅行をしたら旅行記を書いたり
> 絵はがきを描く方により多くの時間を費やしたいですね。

やっぱり人それぞれですね。私は、日記を書くのが苦手で、
GPS ログと写真をリンクして、置きっぱなしってのをよくやるんですが、
ちょいと寂しいので、独自の地図を描くというのを、OSMを知る前から
やってました。だから、OSMを描くのは旅ブログ感覚ですね。

> そこで、たとえばJOSMの真っ暗な座標面上に、ログとOSMのデータだけでなく、
> GISソフトのように国土地理院のラスタデータなりベクタデータなりを
> ことごとく背景地図としてダウンロードできて、GPSのログだけでなく、
> それら背景地図のトレースで一気にOSMの網羅地域を広げたらいけないのか?と
> 思ったわけです。著作権ロンダリングでショートカット。
>
> (技術的にはどうやれば可能なのか?プログラマーではない自分には
> 分かりませんが・・・)

技術的にできても、法的に完全にアウトです。

> (地図をコンバートしたデータそのものを使うのではなく、
> ただの下絵として使うだけなら、もしかして出典明記も承認申請も
> いらない、などということはないか?)

それは、小説をコピー機でなくて、手書きやタイプライターならコピーできるといってるようなものです。もちろん、アウトです。

> トレースで一気に網羅地域を拡大した後に、
> GPSを持っていって(あるいは持っていかなくても)、
> おもむろに現況確認しに出かけ、必要な修正は後から加える、と。

インポートされたデータは古いかいい加減なことが多いので、
実際は調査して、訂正するまで使い物になりません。
あまりにひどいインポートデータは訂正箇所が多すぎて、
むしろない方がいいんじゃないかと思うくらいうざいです。
アメリカのTiger とか。

> ・・・と、一介のGPSユーザーとしての「やりやすさ」の観点で
> いろいろ書きましたが、国土地理院のデータの開放については、
> 11月2日の鎌田氏の講演では、もっとマクロな視点で、
> もう少し踏み込んでお話があったのではないでしょうか?

国土地理院のデータには、審査制である限りは無理だと思います。全部OSMにインポートされてしまったら、審査員の仕事がなくなってしまいますので、審査が必要な何らかの理由で却下されると思います。

 Shun N. Watanabe
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