LibreOfficeの開発がブラジルにも広がっています ブラジルでもLibreOfficeの開発が始まりました
2010年12月6日、BrOffice(ブラジル版OpenOffice.orgといった存在)、Itaipu Binacional(イタイプ水力公社:ブラジルとパラグアイ国境にある世界最大の水 力発電所)、Itaipu Technological Park(イタイプ水力公社に関連する研究開 発拠点)による新しいフリーソフトウェア開発拠点設立のアナウンスを、The Document Foundation(以下TDFと表記)は歓迎します。メインとなるソフトウェ ア研究所は、フォス・ド・イグアス(ブラジル国境の都市)に設置され、 LibreOffice(ブラジルではBrOffice)やその他のフリーソフトウェアの開発を 行うことになりました。この研究所は、2011年第1四半期に稼働する予定です。 TDFの設立メンバーでもある、BrOffice代表のクラウディオ・フィロ(Claudio Filho)氏によると、「BrOfficeはブラジルの1,500万もの人々に使われるように なりました。そこで、開発プロジェクトが企業スポンサーに支えられているとい う状態からそろそろ脱却するため、BrOfficeからも開発者を提供すべき時だろう と考えています。実はBrOfficeのための開発拠点をブラジルに作ろう、という話 は2001年から出ていました。このたび、The Document FoundationとLibreOffice が設立されたことで、我々がこの話を現実にする良い機会だろうということにな りました。」 この研究所では、TDFが1社のスポンサー企業に依存しない体力を持つ組織になる ための一助として、LibreOffice開発者を育成するつもりです。本開発拠点で は、ブラジルのユーザーが海外での開発成果に頼りすぎないような開発体制を作 り、ひいてはフリーのオフィススイート発展に我々から協力できるようにしてい くつもりです。 TDF運営委員会のシャルル・シュル(Charles Schulz)氏からのコメント:「ガバ ナンスとソフトウェア開発の両面において独立した組織というものを確立するの は、簡単なことではない。しかし、ブラジルにおける研究開発拠点開設のアナウ ンスは、この方向性を指し示す重要なステップであり、9月の設立より前から起 こっていた活動の表れです。」 TDFの設立メンバーでもある、BrOfficeボードメンバーのオリビエ・アロー (Olivier Hallot)氏のコメント:「BrOfficeはTDF設立初期のスポンサーだっ た。そして、LibreOfficeがフリーのオフィススイートの最先端をキープし続け るというのは、困難ではあるが非常にやりがいがある。」 The Document Foundationのwebサイトはこちらです。 http://documentfoundation.org. TDFの使命の一つは、OpenOffice.orgコミュニティを今後数ヶ月で進化させるこ とです。そして、OOoを新たな、オープンで、独立した、実力主義の組織に発展 させます。独立した基金というのは、開発者を初めとする様々な協力者やユー ザーにとってよりよい選択であるし、効果的、効率的、透明性を持ち、包括的な コミュニティであると考えています。TDFは今までの10年間で積み上げてきた結 果を礎に、コミュニティの参加を奨励するとともに、自身もコミュニティへの協 力を続けていきます。 公開連絡先 Florian Effenberger (Germany) Mobile: +49 151 14424108 - E-mail: flo...@documentfoundation.org Olivier Hallot (Brazil) Mobile: +55 21 88228812 - E-mail: olivier.hal...@documentfoundation.org Charles H. Schulz (France) Mobile: +33 6 98655424 - E-mail: charles.sch...@documentfoundation.org Italo Vignoli (Italy) Mobile: +39 348 5653829 - E-mail: italo.vign...@documentfoundation.org -- Unsubscribe instructions: E-mail to announce+h...@ja.libreoffice.org List archive: http://ja.libreoffice.org/lists/announce/