ikiyaです。 基盤地図情報のトレースが以前より容易になったのでよかったと思います。
基盤地図情報2500のデータですが、ほとんど地方自治体が作成した都市計画図1/2500の測量成果を基に作られています。 http://www.gsi.go.jp/kiban/faq.html#2-1 地方自治体が都市計画図を整備した年度が、データの年代(新鮮度)になります。 基盤地図情報2500の提供年度は国土地理院から公開されていますが、 http://www.gsi.go.jp/kiban/teikyou_area.html あくまで基盤地図情報2500データの提供年度であって基の地図の作成、更新年度とは異なります。 また、現状は殆どの場合、地方自治体が都市計画図の更新をしなければ基盤地図情報2500の 更新はないと認識しています。(例外的なケースもありますが) 今後の基盤地図情報2500の更新方法はまだ見えていませんが、5、10年前の都市計画図を基に基盤地図情報が 作成公開されている現状、地図更新の検討が必要ではと思っています。 今回、基盤地図情報の背景図配信利用によりトレースは容易になりましたが、Bing写真画像トレースと同様に トレースしようとしている基盤地図情報の年代(古い)に注意して、その地域に他の新しいBing写真やGPSトレースがあれば それらと照らし合わせてマッピング、地図書きされることをお勧めします。 また、基盤地図情報2500の建物についてはあくまで1/2500相当の精度のものであって、建物の棟割や形状が現況と一致しない箇所もあります。 Bing写真をトレースすると同様に、描きながら"あれ?変だな。ありえない。"と思ったら現地で確認することも必要かと思います。 道路や河川、建物などさまざま有用な情報が基盤地図情報2500にはありますが、個人的に利用しやすいと思うの位置座標の照らし合わせだと思います。 GPSトレースやBing画像トレース、インポートデータがある中で、基準となる位置座標を確認するのに基盤地図情報は大変、有効だと思います。 いろんなソース、みんな少しずつ位置座標に差があるけどどうしよう?と迷った時に基盤地図情報2500を背景にして見ると解決することも多いです。 以上、基盤地図情報2500のOSM利用についてでした。 参考まで。
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