統計数理研究所の丸山です。

うーん、さすがこのMLには詳しい方がいらっしゃる。

>Date: Fri, 08 May 2015 18:29:10 +0900 (JST)
>From: Hiroki Sato <h...@allbsd.org>

>佐藤です。
>
>maruy...@ism.ac.jp (丸山直昌) wrote
>  in <201505080916.t489gxz4058...@paksa.ism.ac.jp>:
>
>ma> 以上は ThinkPad X230(chipset は Intel(R) HD Graphics 4000)上での実験で
>ma> す。
>
> それぞれの起動後、コマンドラインから
>
>  % sysctl kern.vty
>
> を実行すると、何が表示されますか?

システム1(grub boot loader)では

[root@samanta{103}] ~# sysctl kern.vty
kern.vty: vt

システム2とシステム3では

[root@samanta{103}] ~# sysctl kern.vty
kern.vty: sc

でした。なるほど。/boot/grub/grub.cfg の中を見ると

set kFreeBSD.kern.vty="vt"

というのがありますね。つまり、 boot loader が grub のときだけ
/boot/grub/grub.cfg が起動時に実行されて、それ以外の boot loader の時
はset kFreeBSD.kern.vty="vt" が実行されないので、このような差が出ると
いうことでしょうか。

で、これの意味するところは

  PCBSD core チームは grub loader 以外のローダを使う場合はサポートしていない(見捨てた)

  そもそも grub loader 以外では起動時に kern.vty を設定する適切な方法がない

のいずれでしょうか。

さらにお尋ねしますが、 PCBSD 9.2 でも同様の VTY 使用不能に苦しめられて
きたのですが、カーネル変数の起動時の設定でどうにかなるものなのでしょう
か。

[root@samanta{103}] ~# sysctl kern.vty
sysctl: unknown oid 'kern.vty'

となってしまいます。

さらにお尋ねしますが、PCBSD10.1で suspend の成否を左右するようなカーネル変数が
存在するのでしょうか。zzz による suspend/resume がgrub loader を使った場合だけ
うまくゆく問題が、同様の理由なのか知りたいと思います。

ちなみに 9.1/9.2 では、「vesaモード無し」 kernelに置き換える必要がありますが、
同じハード上で、MBR boot code、あるいは 

gpart bootcode -b /boot/pmbr -p /boot/gptboot -i 1 ada1

の boot code で起動したシステムで suspend は「一応」できます。ただし
resume 後に X やネットワークドライバの極度のパーフォーマンス低下が頻繁
に起こり、結局 reboot せざるを得なくなりますが。

# 1教えて貰うと、 10 質問を返してしまうような無礼をお許しください。

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