重村法克です。

        長沢さん, 柳澤さんありがとうございます。
        御二方の分をマージしました。

        とりあえず私は 2006 年 7 月分と 2006 年 5 月分を作業して
        いきたいと思います。よろしくお願いします。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
このファイルは ports のアップグレード時に遭遇するであろう問題の
いくつかを文書化します。我々のできる限り混乱を最小化しようとしま
すが, 時々避けられないこともあります。

ports のアップグレードを試みる前に, ports コレクションの更新す
る度に, このファイルの変更を確認する習慣を身につけるようにする
べきです。

20060723:
  影響: www/dillo-i18n の使用者
  文責: [EMAIL PROTECTED]

  バージョン 20060709 の国際化バージョン以後の Dillo は UTF-8 エン
  コーディングによりブックマークファイルを符号化しています。既に
  あるブックマークファイルを bm-update スクリプトまたは, 現在のロ
  カールから UTF-8 へ手動で iconv(1)を使用して(例として 'iconv -f
  ISO-8859-1 -t UTF-8 ~/.dillo/bm.txt' を呼び出すことで)変換しよ
  うとするでしょう。

  より詳細については iconv のドキュメントを御覧ください。

20060722:
  影響: games/phpua-* の使用者
  文責: [EMAIL PROTECTED]

  ディフォルトのインストールディレクトリが ${PREFIX}/www/data/phpua-*
  から ${PREFIX}/www/phpua-* に変更されました。

20060719:
  影響: mail/postfix の使用者
  文責: [EMAIL PROTECTED]

  mail/postfix は 2.3.0 へアップデートされました。そして POSIX_OPTIONS のサポ
  ーとはなくなります。OPTIONS を設定するために "make config" を実行することを
  考慮してください。また, 綺麗にパッチが当たらないのと, pipe(8) 使用時に問題
  が発生するため, SPF (訳注: Sender Policy Framework)パッチは削除されました。
  SPF パッチの代わりに mail/posix-policyd-spf を使用することを検討しなさい。

  もし Postfix 2.2 版を必要とするなら, mail/postfix22 が見つかるでしょう。

20060714:
  影響: security/krb5 の使用者
  文責: [EMAIL PROTECTED]

  MIT KRB5 1.5 以降, Kerberos はもはや static link あるいは static ライブ
  ラリの構築をサポートしません。この理由は, KRB5 1.5 は機能を導入するため
  のプラグインを実装するからです。 GSS-API は今では関数として実装されてい
  ます。このことは, MIT Kerberos チームはまた static ライブラリを使用した
  プラグインを実装していません。バイナリを静的にリンクするか static ライ
  ブラリを要求するユーザーに対して, MIT が静的にリンクされたバイナリのた
  めの解決策を提供するまでは, このリリースへのアップグレードを行わないよ
  うに勧めるものです。

20060711:
  影響: net/samba3 の使用者
  文責: [EMAIL PROTECTED]

  実験的にサポートしていた SQL および XML ベースの passdb バックエンドは
  バージョン 3.0.23 以降サポートされなくなりました。もしこの機能を必要と
  するのであれば, どうか http://pdbsql.sourceforge.net/ を訪れてください
  (ports は近日入ります)。

  smbpasswd ファイルまたは tdbsam passdb バックエンドを使用している
  時の "Domain Admins" のようなグループのためのディフォルトでマップ
  された エントリーはもやは作成されません。これらのエントリーを設定
  するためには 'net groupmap modify' ではなく 'net groupmap add' を
  使用しなさい。

  sambaSID 属性定義への部分文字列一致ルールは追加されました。OpenLDAP
  サーバーのために, slapd.conf 設定ファイルへの 'index sambaSID sub'
  の追加が要求されるでしょう。この変更を行った後, slapindex を実行す
  る必要があるでしょう。実際のデータ格納スキーマへの変更はありません。

20060706:
  影響: security/gnutls 及びこの ports に依存した ports の使用者
  文責: [EMAIL PROTECTED]

  gnutls は 1.4.0 へアップデートされ, 全ての共有ライブラリのバージョン
  が昇格されました。よって gnutls に依存する全てのアプリケーションのリ
  ビルドを行う必要があります。以下のように行動してください:

        portupgrade -rf gnutls

20060703:
  影響: sysutils/portupgrade の使用者
  文責: [EMAIL PROTECTED]

  portupgrade は Berkley DB version 2 以降の検出に関する問題があった
  のと, 検出したバージョンを使うためにデータベースフォーマットが設定
  されいるため,  portupgrade は古いデータベース上で動かないことになり
  かねません。応急措置としてはデータベースを削除することです。以下の
  ようにタイプしなさい:
  'rm /var/db/pkg/pkgdb.db /usr/ports/INDEX*.db'
  portupgrade は自動的にデータベースの再生成を行うでしょう。これは絶
  対的に間違いありません。

  もしデータベースを削除したくないなら, どのようなデータベースを使用
  しているのか検出し, しかるべく portupgrade のための port オプシ
  ョンを設定しなければなりません。
  以下の指示に従いなさい:

  - アップグレードする*前に* 'pkgdb -fu' を実行しなさい。そして出力
    を見ておきなさい。
    データベースフォーマットを format:XXX という形で見ることができ,
    この XXX が現在使用しているデータベースフォーマットとなります。
  - portupgrade の ports ディレクトリに行き, 'make config' コマンド
    により configure を行いなさい。もし bdb_* フォーマットなら, こ
    こでは BDB4 オプションを on にしなさい。もし bdb1_* フォーマッ
    トなら BDB4 オプションを off にし, BDB1 オプションを on にしな
    さい。もし dbd_hash フォーマットなら, 全てのオプションを off に
    しなさい。
  - portupgrade をアップグレードしなさい。
  
  注意: もし ports オプションを変更することでデータベースフォーマ
  ットを変更するなら, 必要としない ruby-bdb* ポートを削除するべき
  です。あるいは, pkgtools.conf 注にデータベースフォーマットをハー
  どコーディングすることもできます。

20060616:
  影響 emulation/linux_base-* の使用者
  文責: [EMAIL PROTECTED]

  Fedora Core 4 を linux base の port として利用するようになりました。
  これに対応して、X11 libs の port ではなく、xorg libs を使うように
  なります。

  アップグレードするには下記のコマンドを打ってください
        portupgrade -f -o emulator/linux_base-fc4 linux_base\*
        portupgrade -f -o x11/linux-xorg-libs linux-XFree86-libs

  もし、"printenv | grep LD_" が LD_LIBRARY_PATH や LD_PRELOAD など
  何か表示をしたら、linux のプログラムが起動するときにそれらの値が
  設定されないようにしなくてはなりません。もし、設定されていた場合には
  FreeBSD のライブラリが使われ、そのプログラムは起動しないでしょう。

  アップグレードの後、 acroread などの linux のプログラムを起動してテスト
  してみてください。もし、linux のプログラムが起動するときに何か問題が
  起きて、上記で述べたような LD_* 変数を設定していないなら、全部の linux
  関連の port を全て削除し、 /compat/linux を何のファイルも残さないように
  完全に削除し、再インストールしなおすしか解決策はありません。御愁傷様。

$FreeBSD$

メールによる返信