藤原です。

At Thu, 2 Dec 2010 01:58:19 +0900,
瀧 康史 wrote:

> もし可能なら、OpenSolaris勉強会のカーネル側の方のセッション(濃い方)
> にでてみると、そう言うのを語るのが好きそうなおっさんが、たくさんいる
> ので楽しいかもしれません。

「そう言うのを語るのが好きそうなおっさん」の1人として、とりあえず思いつ
く範囲でアドバイスを(笑)。

> On 2010/11/30, at 21:46, a.m wrote:

> > まずは記憶領域のことから始めようと思っています。
> > 
> > PDPの頃のことやDEC-TAPEのことは知らないのは当たり前ではありますけれど、
> > ZFS と IF、 ストリーム廻りを主眼にしたく存じております。
> > 
> > ソースと格闘せねばならないことは分かるのですけれど、
> > ここは外してはならないよ、とかそれを理解するにはこれが大切ですよ。
> > 
> > の様なことや、こんなことも知らなかったの?でも良いのですけれど、
> > 就職する友人に負けるわけにもなりませんので、
> > よろしくお願いします。
> > 
> > まずはZFSですかね。

上記の話から察するに、「機能の概要だけ」とか「概念の理解だけ」というの
ではなく、ソースベースで具体的な処理を理解する必要アリ、と思われますの
で、その前提で話を進めます。


まず、いきなり ZFS のソースを読むのは敷居が高いかもしれません。

「他の OS のカーネルソースを読んだ経験がある」とか「(OpenSolaris の)他
のファイルシステムのソースを読んだ経験がある」とかなら、ある程度勘所が
掴めると思うのですが、「いきなり ZFS」だと:

    - 仮想ファイルシステムのフレームワークに関する理解
      ※ メモリ管理とも関連しているので、実は範囲が広い

    - ZFS 固有機能に関する理解
      ※ トランザクション化や Copy on Write などは、機能的な点での複雑
         さに加えて、通常の Solaris ファイルシステムとは異なるメモリ管
         理をしている(筈)ので、相応の分量がある(筈)

上記の両方を理解しつつ進めなくてはならないため、かなりの気合が必要だと
思います。

かといって、tmpfs のような、オンメモリ限定のファイルシステムだと、媒体
とのデータ読み書き処理が抜けてしまいますから、まぁ、最初に読むのは ufs
あたりが無難ですかねぇ?

# NFS も v3 に限定すれば結構読み易い

read(2) や write(2) システムコールの実処理に相当する ufs_read() や
ufs_write() あたりを起点に、コードを読みつつ walk through というのが、
取っ掛かりとしては妥当かと。


とは言うものの、あくまで「限られた期間で効率良く」という、業務遂行的な
視点で見た場合の話ですから、いきなり ZFS、という選択肢も有りだとは思い
ます。興味ある対象の方がモチベーションも続きますし(笑)。


あと、"Solaris Internals" は必須ですね。

    http://www.amazon.co.jp/dp/0131482092

紙版/PDF 版/kindle 版/safari online 版等々、入手可能媒体は諸々有ります
ので、その辺はお好きなものを。

それから、OpenSolaris 勉強会向けに私が書いた資料が以下から参照可能です。

    
http://www.lares.dti.ne.jp/~foozy/fujiguruma/solaris/internals_s10_ch14/ossg_presentation.html

# 口頭補足無しでは、ちょっと不親切な内容かもしれませんが(笑)

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