矢崎です。こんばんは。

4ヶ月も前のメールに、長文のメールをぶら下げることをお許しください。

私は日本語プロジェクトとして、ドキュメントを着実に蓄積していくサブプロジ
ェクト(というのかな、つまりドキュメントプロジェクト)が必要だと考えてい
ます。

榎さんの始めの提案は、、、

(1) ドキュメントの不足を指摘されることが多々ある
(2) (1)を解決するためにオープンなマニュアルを作りたい
(3) (2)を達成するためにドキュメントプロジェクトを始めたい

つまり「オープンなマニュアルを作るためのプロジェクトを作ろう」という提案
に読めたため、結局いろいろとあって徐々にトーンダウンしてしまったのだと思
います。

私は別の観点から、ドキュメントプロジェクトが必要だと考えるに至りました。
(↑何だか偉そうです)


■問題点の整理
現在の日本語プロジェクトには、ドキュメントに関してどのような問題があるで
しょうか。私は2つの問題があると思います。

(その1)ドキュメントの受け皿がない
中田さんと瀧澤さんによって、日本語プロジェクトとして扱えなくなってしまっ
たドキュメントが
http://wiki.services.openoffice.org/wiki/User:Foral
以下に移動され、整理されようとしています。しかし、今の形に落ち着くまでに
「ドキュメントが削除された!」「なんで消すの!」というような騒動になって
しまいました。

このときの騒動の始まりは、様々なドキュメントについて、小林さんも書かれて
いる「権利関係の調査整理」がなされていないため、日本語プロジェクトのコン
テンツのように見えるまま(曖昧なまま)放置することはできない、という中田
さんの判断があり、放置しないで済む最も簡単に解消できる方法をとったからだ
と思います。

#今は権利関係の調査整理がなされるまで、瀧澤さんのところに移動して、
#個人のコンテンツに見えるようにしているとういことですよね?
#
#この件は↓このメールを最後にちょっと止まっているような気がしていますが、
#もしその後も進んでいて今後の見通しがあれば教えていただけないでしょうか。
#http://ja.openoffice.org/servlets/ReadMsg?listName=discuss&msgNo=18379


(その2)ドキュメントを書きたい、蓄積していきたいと考える人たち
    (以下、単にライター)が集まらない
これは中本さんも指摘されている通りだと思います。
http://ja.openoffice.org/servlets/ReadMsg?listName=discuss&msgNo=17982

ドキュメントを書くというのは大変なことです。私もそう思います。だからこそ、
なかなかライターが集まらないのではないでしょうか。
でもドキュメントは必要です。どうしても必要です。始めの始めのインストール
方法が日本語プロジェクトのコンテンツとして用意されていないというのはおか
しな話です。

もちろんtranslateがあるのは把握していますが、翻訳が主で、
(私のように;;)英語に不自由な人には敷居が高いです。
目的は同じでも手段が違うような…、うまく表現できませんが何かちょっと
違います。きっと。


■解決するには
そして、この2つの問題を解決するために必要な作業を考えてみました。

(その1)については、何はなくともドキュメントの権利関係を調査整理するこ
とが必要です。
そうすることで、日本語プロジェクトに受け入れられるものは受け入れることが
でき、そうでないものは廃棄(もしくは作り直し)…いずれにせよ、次の作業が
できるようになると思います。

(その2)については、ライターの負荷を少しでも抑えられるような仕組みを整
備することで解決できるんじゃないか、と考えています。

例えば、「Writerで縦書きの文書を作りたい」といった目的を達成するための
ドキュメントに「ヒント」「メモ書き」「操作文」「画面付き操作文」というよ
うなランク付けをして、作業できる人が、作業できるところから、少しずつ精度
をあげていくような仕組みはどうでしょう。

各ランクと、ランクごとの文書内容は↓こんな感じです。

-----
(a)ヒント
ページスタイルダイアログで文字の方向を「右から左へ(縦書き)」にする
-----
(b)メモ書き
「書式」メニュー→「ページ」→「ページ」タブ→「文字の方向」を
「右から左へ(縦書き)」に変更して、「OK」を押す
-----
(c)操作文
1.「書式」メニューをクリック
2.「ページ」をクリック
 ページスタイルダイアログが表示されます。
3.「ページ」タブをクリック
4.「文字の方向」を「右から左へ(縦書き)」に変更する
5.「OK」をクリック
-----
(d)画面付き操作文
※(c)に必要に応じて画面を挿入。
-----

これはあくまで仕組みの例ですが、そういった仕組みを作り、運用していく
ことで、(その2)の問題は解決できるんじゃないでしょうか。


■で、誰がヤル?
さて、上で挙げた必要な作業{(その1)権利関係の調査整理、(その2)仕組み
の整備}は、今現在のプロジェクト構成では、中田さんにすべてお願いするしか
ありません。ただ、端から見ているとそこまで手が回らなそうな雰囲気です。

そこで、これらを担当するプロジェクト(つまりドキュメントプロジェクト)を
作ってはどうかと思うのです。

いかがでしょうか、中田さん、みなさん、ドキュメントプロジェクトが必要か
どうか検討してみませんか。


>榎さん
>
> 小林です。こんばんは。
>
> 私は、OpenOffice.orgコミュニティ日本語プロジェクトとしてのドキュメント
>プロジェクトの再開には慎重です。理由は3つあります。
>
>・OpenOffice.orgおよび日本語プロジェクトのマーケットドライブがあって
> はじめて有効なドキュメンテーションが可能となります。したがって、
> マーケティングプロジェクトの立ち上げが優先事項と考えています。
>・OpenOffice.orgの各種マテリアルのライセンス、権利関係の調査整理
> がなされてはじめてFOSSコミュニティとしてのドキュメントプロジェクトの
> 緒につける前提条件の一つをそなえることになると考えています。
>・OpenOffice.orgのガバンスを理解されたコーディネーターとして適切な
> リーダーの糾合がとても大切です。
>
> これらをdiscussされては、いかがでしょうか。
>
> なおグッディ社の出版活動は、数少ない貴重な日本語の解説図書の
>出版で、ユーザーにとっては有用と思います。事業のご発展を祈ります。
>
> では、また。
>
>09/02/18 Shinji Enoki <en...@good-day.co.jp>:
>> グッデイ榎です
>>
>(snip)
>>
>> グッデイから鎌滝さんなどユーザー会のドキュメントプロジェクトの方たち
>> とも相談していければと思っています。
>> よりよいマニュアルにするためにも連携していければと考えています。
>>
>> まだ、出版までの道筋は明確ではありませんが、グッデイとしてその方向で
>> がんばっていきたいと考えていますので、ドキュメントプロジェクトの再開
>> をさせていただければと思います。
>>
>> 中田さん、みなさん、いかがでしょうか?
>>
>>
>
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