奥村です。

From: Tsurutani Naoki <[EMAIL PROTECTED]>
Subject: [FreeBSD-users-jp 89069] Re: package の起動順 
Date: Tue, 10 Jan 2006 11:56:39 +0900
Message-ID: <[EMAIL PROTECTED]>

> まだ、6.x系に移行する余裕(と勇気)がないので、当分は5.xの予定なのですが、
> 5.xにはいずれサポートされなくなるのでしょうね。

サポートに関しては、少なくとも、OS 自体の Security Advisories がサポート
される限り ports-current との連携も保守されつづけるのではないかと思います。

http://www.freebsd.org/security/#adv

# 例えば、 FreeBSD 4.x でも、sysutils/rc_subr に依存することによって今の rcNG
# (/etc/rc.conf などで起動制御)はサポートされています。

5.x ですと、リリーススケジュールを見る限り最終リリース 5.5 が2007年中は保守
されるようです。

http://lists.freebsd.org/pipermail/freebsd-current/2005-December/058964.html

# ただ、5.x は、長い間不安定で 4.x から STABLE ブランチを移せなかった経緯が
# あり、6.x は、これを払拭するための仕切り直しリリースみたいな位置付けだと
# 捉え、H/W 回りで特にトラブルがなければ、サクッと 6.x に移行しておく方が
# 無難かと...

> 変更後:
> ・/etc/rc.d/*で、最小限の環境を作る
> ・その他の/etc/rc.d/*とlocal_startups以下のファイルのうち、行頭に"# PROVIDE:"を
>  持つ実行可能なファイルが実行される。実行の可否は、rc.confの変数で制御可能。
> ・local_startups以下のファイルのうち、行頭に"# PROVIDE:"を持つ、実行可能な
>  *.shファイルが実行される。実行の可否は、rc.confの変数で制御可能。
> のように見えます。

この部分の最後は、

・local_startups 以下のファイルのうち、行頭に"# PROVIDE:"を持たない、
 実行可能な *.sh ファイルが実行される。実行の可否は、....

だと思いますので、変更後も同じファイルが2度実行されることはないと思います。

> このあたりの方針も含め、どこかにまとめられているとは思いますので、
> ご存知の方があれば教えてください。
> # 日本語訳があれば、なお助かります。

これは私も知りたいです。

文書化されたものとなると、

http://people.freebsd.org/~yar/rcng/article.html
http://www.freebsd.org/doc/en_US.ISO8859-1/books/porters-handbook/rc-scripts.html

あたりしか見付けられませんでした。

# porters-handbook の HEAD でも明記はされてないようで、日本語訳に至っては
# かなり文章が古いようです。
# このあたりは、freebsd-ports や freebsd-rc の ML でも先月「あーだ、こーだ」
# とやってたみたいですし。

まぁ、これらをかき集めてみると今のところルールとしては、

1. rcNG 書式
 - '# PROVIDE:', '# REQUIRE:' なども記述
2. rc スクリプトの指定
 - rcorder 必須 (ただし, 5.x 以降)
   USE_RCORDER=
  (ただし今後、 Mk/bsd.port.mk にも 6.1以降用のトリックは欲しい..)
  - それ以外 + 4.x
   USE_RC_SUBR=
3. rc スクリプトのファイル名
 .if ${OSVERSION} >= 600101
  # .sh 無
 .else
  # .sh 有
 .endif

で、例外として以下も最低限実行はサポート

a. rcOLD 書式
b. rc スクリプト
 - 自前で start/stop/restart などの引数の動作を記述
c. スクリプトのファイル名
 - 通常、末尾は .sh
 - 自動起動させない場合、末尾は '.sample'

ぐらいでしょうか。

# innd.sh などを止めるのは、 '# chmod -x innd.sh' ですかね。

--
 Yoshihiro OKUMURA <[EMAIL PROTECTED]>
 Neuroinformatics Lab. RIKEN, BSI

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