えぐち@エスアンドイーです 8 May 2006 23:59:20 +0900 に [EMAIL PROTECTED]<[EMAIL PROTECTED]> さんは書きました:
バックアップ方針については、以下のご意見をいただきました。 (1)人為的ミスにはrsyncによるミラーリングの方が良いのではないか([EMAIL PROTECTED])。
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(4)rsyncによるミラーリングの方が耐障害性は高いのではないか(西村さん)。
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(7)差分バックアップの目的ではUFS snapshotが有効に使えることがある(うちかわさん)。 上記ご意見に関しては、もう少し議論させて欲しいと思います。
(1)(4)に関しては、rsyncの方が確かに耐障害性は高いかもしれませんが、rsyncでは1世代前 しか保存できないので不便ではないでしょうか。rsyncの実行間隔を短くすれば最新データの 保存性はよくなりますが、人為的ミスを復旧できる確率は低くなり、実行間隔を長くすれば 逆の関係になり、トレードオフになってしまいます。これに対しては、差分バックアップを 併用して数世代保存する必要が出てきますが、(7)のsnapshotも便利そうですね。
rsync でも、2世代以上のバックアップは可能です。 -b, --backup make backups (see --suffix & --backup-dir) --backup-dir=DIR make backups into hierarchy based in DIR を使用し、 rsync -avb --backup-dir=.`date +%Y%m%dT%H%M%S` srcdir buhost::budir の様にすれば、インクリメンタルバックアップが可能です。 また、ローカルディスクでの世代管理には ・pdumpfs: Plan9もどきのバックアップシステム http://0xcc.net/pdumpfs/ をお勧めします。 これはハードリンクベースで lndir を行うのを基本にしているので、 真の変化分(とディレクトリ分)しかファイルシステム上のスペースを浪費せず 便利です。 これと、rsync を併用する ・pdumpfs-rsync: rsync を利用したリモート pdumpfs http://tach.arege.net/software/pdumpfs-rsync/ というものがあります。 それぞれ ports/sysutils/pdumpfs, ports/sysutils/pdumpfs-rsync と ports になっています。 ご参考まで。 えぐち