Mage Whopperです。

OSM的には、人が増える貴重な機会の一つではありますが、
仕事として成り立つ成り立たないを考えると、
とてつもなく成り立たない状況にあると思います。
やり方次第ではありますが...

各地を点々とロガーもたせて絨毯爆撃的に自転車で走り回ってもらう
みたいな仕事であればお金出す方が許せばできるとは思います。
GPSログが成果物。

そこから先の作業をやるには
OSM側の規模とか、程度の問題が一つ。
現実的に、20人程全くの初心者がOSMに来たとして
仕事としてやってくれると言った場合
仕事として教えることができる方はいらっしゃるでしょうか。

仮に、教える側をこの中から雇用してくれるとして
それに答えられる人で適任と思える方は今いらっしゃるでしょうか。
誰がなるべきでしょうか。

現状日本語のコミュニティは、
ribbonさん一人の疑問に答えきるだけの
人的リソースも不足している状態にみえます。
自分でなんとかしてね、では仕事になりません。
その雇用対策費とやらが、
ハナからドブに金を捨てて景気回復を狙うのが目的なのだとしたら
それでもいいと思いますが....。

やめた方がいい、とかではなく現実問題として
全くの初心者がきて、
手取り足取り教えることできず、
参照してなんとかなるドキュメントは
全くと言っていいほど整備できていません。
OJTできる人材がいるとしたら
この中から選ぶか、海外から呼ぶかの二択です。

この少ないムラから何人かを選んで
仕事を与える的な選択が発生するのだとしたら
コミュニティの存続的に危険な賭けだと私は感じます。

成果物については、もっとよく確認した方が良いと思います。
OSMは、地図も、wikiの文章も他人が書き換えることができます。
それがいいところですが、仕事としてみた場合
他人が書き換えてしまうことが普通にある、とも言えます。
OSMの外で何か成果物を上げてしまった場合、
OSMにフィードバックできる状態のライセンスになっていることは
おそらく期待できない、と思いますが...

それができるのであれば可能性は大きく広がります。
wikiで日本語以外の部分全部翻訳してねとか。
GPSログから時間連動のアニメーションつくって
車載ビデオに透過オーバーレイするソフトつくってとか。
ビルから撮った写真を上手につないで
JOSMの背景に表示するプラグインつくってねとか。
地図用の測量空撮ができるラジコンの
オープンソースデバイス開発/運用体制構築は魅力的ですね。
今の大きさのまま、長時間静止することで
精度を高くしていけるGPSデバイスの開発はできないでしょうか。
#技術ネタばかりですみません。

ライセンスをクリアしたら作業はいくらでもあるでしょう。
それが今は直接お金には結びつかないというだけの話です。
また、ひょっとしたらソフト開発であれば、
オープンにしなくても利用できればそれでいいともおもいます。
やってほしい作業は山ほどあるけど
お金はないっていう物は数限りなく出てくると思いますが
それこそ日本中がそれ考えているわけで...

現状のOSMは、バリバリの管理系の人が来て、
「で、なにしたらいいの?」
的なことをきかれて、まともに会話が成り立つ状態ではない
といえば分かりやすいかもしれません。

うまいこと、お互いが得心できる所に落ち着くと良いですね。

Mage Whopper
magewhop...@gmail.com

_______________________________________________
Talk-ja mailing list
Talk-ja@openstreetmap.org
http://lists.openstreetmap.org/listinfo/talk-ja

メールによる返信