タイトル:
OpenOffice.org 3.0.0、1週間で300万ダウンロードを記録

内容:
OpenOffice.org マーケティング・プロジェクト・リード(責任者)John McCreesh はブ
ログ[1]で、10月13日(月)9時UTCにコミュニティから公式にリリースの発表があった
OpenOffice.org 3.0.0 のダウンロードが、10月20日(日)24時UTCまでに300万を記録し
たと発表しました。

プラットフォーム別にみると、Linux:221,230、Mac OS X:320,622、Windows:2,449,863、
Solaris:16,723 でした。

これは Bouncer(バウンサー)というダウンロードシステムを通じて、OpenOffice.org 3.0.0
がダウンロードされた数です。BitTorrent を利用したダウンロードやミラーサーバーのFTP
サイトから直接ダウンロードした数は含まれていません。

OpenOffice.org コミュニティが10月13日に発表した OpenOffice.org 3.0.0 のプレスリ
リース「OpenOffice.org Community Announces Third Major Release of Its Free,
Easy-to-Use Office Software」[2] の内容は以下のとおりです。OpenOffice.org 日本語
プロジェクトの翻訳プロジェクトによる翻訳です。

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OpenOffice.org 3.0 は、他のどんな市販のオフィススイートより優れた柔軟性と機能性
を備えています。OpenOffice.org は、この 3.0 で初めて Mac OS X のネイティブ環境
アクアに対応しました。

2008年10月13日 英国エディンバラ(PRWEB)[3]発 - OpenOffice.org コミュニティ[4]は、
8回目の誕生日を迎えた今日、OpenOffice.org 3.0 のリリースを発表しました。フランス
のパリでは、OpenOffice.org 3.0 のリリースを祝うパーティーが開かれました。

3度目のメジャーアップデートとなった今回のリリースでは、いわゆる生産性スイートと
しての機能が大きく改善されました[5]。そして、OpenOffice.org 3.0 は、Mac OS X の
ネイティブ環境アクアで動作します。高機能かつ拡張可能な生産性ツールも備え、Mac ユ
ーザーを含むすべてのユーザーがこれらを利用できるようになったのです。

OpenOffice.org 3.0 は、単なる生産性アプリケーションではありません。拡張機能でそ
れ以上のオフィススイートにすることができます。OpenOffice.org は基本アプリケーシ
ョンとしてワープロ(文書作成)、スプレッドシート(表計算)、プレゼンテーション、
グラフィック(描画)、フォーミュラ(数式エディタ)、そしてデータベース機能を備え
ています。これらの基本機能を拡張するエクステンションは、OpenOffice.org エクステ
ンション・リポジトリ[6]から簡単にダウンロード、インストールすることができるよう
になりました。会社で使う人、学校で使う人、そして家庭で使う人が自分のスタイル、自
分の仕事にあわせて、必要な機能だけを追加し、OpenOffice.org を自分が一番使いやす
いオフィススイートにすることができるのです。このように各々が使いやすいようなオフ
ィススイートに「自由」に出来るのが、OpenOffice 3.0の柔軟性です。

この「自由」は、多くの人に受け入れられました。ダウンロード件数がそれを証明してい
ます。前メジャーリリース OpenOffice.org 2 を遥かに凌ぎ、OpenOffice.org 3 のベー
タ版やリリース候補はこれまでに数十万回のダウンロードを記録しました。

OpenOffice.org コミュニティ・マネジャーLouis Suarez-Potts は次のように語ります。

「私たちの市場は広がっています。各国政府、地方自治体、企業が、次々に、ISO 規格と
なった Open Document Format (ODF) を採用しています。また、この ODF を標準ファイ
ルフォーマットとして使っている OpenOffice.org を積極的に採用し、好んで使っていま
す。OpenOffice 3.0 は、機能性、拡張性、そして MS Office との相互運用性もさらに高め
ました。OpenOffice.org 3.0 は、デスクトップ環境を特定ベンダーへの依存から解き放ち
ます。」

OOo マーケティング・プロジェクトのコリード(共同責任者)Florian Effenberger は、
次のように語ります。

「OpenOffice.org 3.0 は、かつてなくパワフルになりました。MS Access 2007 のデータ
ベース・ファイル .accdb をサポートします。VBA マクロのサポートも改善されました。
MS Office Open XML ファイルを読む機能を新たに備えました。MS Office の古いバージ
ョンから OpenOffice.org に移行する方が、MS Office 2007 に移行するより簡単です。」

OpenOffice.org 3.0 はルック・アンド・フィールも新鮮です。新たにスタートセンター
を備え、起動時に表示されるスプラッシュスクリーンも新しくなりました。アイコンも一
新し、ユーザビリティ(使い勝手)が向上しました。

次に主な新機能を紹介します。
---
● Writer(ワープロ)
- スライダー型のズーム機能。複数ページの表示をコントロール。[7]
- 複数言語のサポート。
- さらに使いやすくなったノート(メモ、コメント)機能。[8]
- Wiki ドキュメントの編集、Web へのアップロード機能。[9]

● Calc(スプレッドシート:表計算)
- 1シートで使える最大列数が1024になりました。[10]
- 複数の変数を含む数式で最適解を求めるソルバーを装備。[11]
- 複数ユーザーの共同作業を可能にするコラボレーション機能。[12]

● Draw(グラフィック:描画)
- 最大32.3フィート四方(3メートル四方)のポスターサイズに対応。[13]

● Impress(プレゼンテーション)
- Impress 内で表のデザイン、編集、表計算ができるようになりました。[14]
---

OpenOffice.org のエクステンション・サポートは、OpenOffice.org 3.0 とともに成長を
続けます。Impress のプレゼンターコンソール、経営分析サポートツール、PDF インポー
ト、ハイブリッド PDF の作成、複数言語をサポートする新機能など、さまざまな開発者
から提供される追加機能の数は驚くべき速さで増えています。

OpenOffice.org マーケティング・プロジェクト・リード(責任者)John McCreesh は次
のように語ります。

「Web アプリケーションの成長はめざましいものですが、重要な仕事ではやはり、豊富な
機能を備え、スピーディに使えるデスクトップ・ソフトウェアが大きな力を発揮します。
また OpenOffice.org なら、新しい Web 2.0 の世界にすんなりと入っていけます。XHTML
や MediaWiki など難解な Web 言語を知らなくても、OpenOffice.org の Writer で Web
ページや Wiki ページを作成し、Web にアップロードすることができるからです。」

OpenOffice.org は、11月の5日から7日まで、中国、北京で OpenOffice.org Conference
2008 [15]を開催します。OpenOffice.org コミュニティのみなさんに参加を呼びかけてい
るところです。

OpenOffice.org は無料でダウンロードできます。[16]

このプレスリリースに関する問い合わせ先は次のとおりです。

Cindy Akus (UTC -04h00)
Crossroads Public Relations
+1 (919-414-6082)
cakus @ crossroadspr.com

John McCreesh (UTC +01h00)
OpenOffice.org Marketing Project Lead
jpmcc @ openoffice.org
+44 (0)7 810 278 540

Louis Suarez-Potts (UTC +02h00)
OpenOffice.org Community Manager
Chair, Community Council
louis @ openoffice.org
+1 (416) 625 3843

各国マーケティング・コンタクト[17]

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OpenOffice.org について

OpenOffice.org コミュニティは、代表的なオープンソース・オフィス生産性スイートで
ある OpenOffice.org(R)の開発、翻訳、サポート、普及に携わるボランティアとスポンサ
ー企業で働くコントリビュータ(貢献者)の国際チームです。OpenOffice.org の最先端
ソフトウェア技術である Universal Network Object(UNO:ユーノウ)は、多くの開発者
やさまざまなシステム・インテグレータなどが、OpenOffice.org のエクステンションや
OpenOffice.org 以外のアプリケーションに利用することができます。

OpenOffice.org は、ISO(国際標準化機構)規格となった OASIS(構造化情報標準促進協
会)標準のオフィス文書フォーマット OpenDocument Foramt(ODF)を使っています。ま
た Microsoft Office のファイルフォーマットもサポートしています。OpenOffice.org
は、Windows、Linux、Solaris、Mac OS X など主要コンピュータ・プラットフォーム上で動作し
100言語以上で使用可能です。OpenOffice.org はオープンソース・ライセンスで
ある GNU Lesser General Public Licence (LGPL) というライセンスのもとに提供されて
いるので、私用でも商用でも、使用目的にかかわらず無料で使うことができます。

OpenOffice.org コミュニティは、OpenOffice.org の創立スポンサーで最大のコントリビュータ
(貢献者)である Sun Microsystems をはじめ、多くの企業からのあたたかい支援に感謝します。
---

The press release translated and checked by Reiko Bovee,
Kazunari Hirano, Katsuya Kobayashi at translate @ ja.openoffice.org,
OpenOffice.org Japanese Native Language Project's translation project
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[1] http://www.mealldubh.org/index.php/2008/10/20/3009832/
[2] http://www.prweb.com/releases/OOo/3/prweb1459364.htm
[3] http://www.prweb.com/
[4] http://www.openoffice.org/
[5] http://www.openoffice.org/dev_docs/features/3.0
[6] http://extensions.services.openoffice.org/
[7] 
http://www.openoffice.org/dev_docs/features/3.0/#Display_of_Multiple_Writer_Pages_While_Editing
[8] 
http://www.openoffice.org/dev_docs/features/3.0/#Improved_Notes_Feature_in_Writer
[9] http://www.openoffice.org/dev_docs/features/3.0/#Wiki_Publisher_Extension
[10] 
http://www.openoffice.org/dev_docs/features/3.0/#1024_Columns_Per_Calc_Sheet_.28Instead_of_256.29
[11] http://www.openoffice.org/dev_docs/features/3.0/#Solver
[12] 
http://www.openoffice.org/dev_docs/features/3.0/#Spreadsheet_Collaboration_Through_Workbook_Sharing
[13] 
http://www.openoffice.org/dev_docs/features/3.0/#Maximum_Page_Size_Enlarged_for_Draw_.28300cm_x_300cm.29
[14] http://www.openoffice.org/dev_docs/features/3.0/#Native_Tables_in_Impress
[15] http://marketing.openoffice.org/ooocon2008
[16] http://download.openoffice.org/
[17] http://marketing.openoffice.org/contacts.html

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