こんにちは、Show-ichi です。

> addr:housenumber
 
いろいろとユースケースを思いめぐらして見るに、番と号を別にしておくと、「2-1」、「二-一」、「2番1号」といった様々な出力フォーマットへの対応が楽なので、分けたほうがいいかなと再考中。それでもaddr:housenumberは「番」のほうがいいだろうとは思います。一つにまとめるならデリミタは明示しておくべきでしょうね。

>住所表示が導入されていない地区
 
いわゆる都市部の「〇〇町△丁目◇◇番地」的な住所表示は、昭和三十七年に公布された「住所表示に関する法律」で規定されているのですが、未だこの法律に拠る住所表示の導入されていない地域がかなりの面積を占めているのは、ご存じの方も多いと思います。そういった地域は住所に地番を流用していることがおおく、つまり「大字」「小字」で表記されているわけで、自治体名以下数字の手前までの部分(地番区域というそうです)を細分することなく、addr:chome
にまとめて入力してしまうのかどうか(「大字」と「小字」等に分けての利用を加味するのかどうか)、というところです。

>addr:chome or addr:quarter
追加ですが、これには「丁目」も入力するのでしょうか?
具体的に言えば「addr:chome=〇〇町△丁目」なのか、「addr:chome=〇〇町△」なのか。加えて「△」はアラビア数字か漢数字か、全角か半角か。このへんも明示しておく必要がありそう。
 個人的には「△」を半角アラビア数字にして「〇〇町」を全角と決めておけば区分しやすくて処理が楽に思える。「丁目」はあってもなくても処理に大きな差異はないかな。
(ググってたら「下田市4丁目5-26」とか見つけて、なにこれ!と思ったのは余談です。)

>それはあくまで余談、まずは全体の90%に合致する仕組みをつくりませんか?
「通り名」などは前もって対応を決めておく必要はないとおもいましたので余談としました。ただ拡張性担保の目安として頭の隅において置く必要はあるでしょう。
「全体の90%に合致する仕組み」づくりには同意しますが、その90%に対しても、上記のように各タグへ具体的にどのような文字列を入力するのか、どのように利用されるのかある程度詰めておいたほうが良いと思います。

>無番地
 
無番地の問題は住居表示適応の有無とは無関係でした。混乱させてすみません。残り10%に含まれる問題かと思いつつ、公共の地所が多い(=すでにosm上にデータが有る)ので一応書いておきます。
 
「東京都新宿区四谷一丁目無番地」とか「神奈川県綾瀬市無番地」、「広島県江田島市江田島町国有無番地」、「岐阜県各務原市那加官有地無番地」とか色々なパターンが有るわけですが、「無番地」等は直近
に入力するのか、addr:housenumber (or blocknumber)
に統一するのかくらいは明記した方がいいとおもいます(後者に一票)。
 あと「無番地」の地所は同じ区域に複数存在することがあるので、その場合の対処も必要でしょう。

#以下余談
#"addr:nearest_addr"
は悪くないアイディアだけど、更地とか合筆してないとかで引用先オブジェクトが必ずしも存在しているとは限らないところがなあ…
引用先オブジェクトが削除されて別途新規に作られた場合に、適切な更新が望めるとも思わないし。
#addr:suburb の対象は、政令地方都市の区以外に合併特例区とかもそうですよね。

-- Show-ichi
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